この夏、初めてママ1人で6歳(小一)、3歳(保育園児)の子供2人を連れて鹿児島まで飛行機に乗りました。約一時間半のフライトです。
下の子は3歳になったばかりで、はじめての1人座席。
子供二人連れでワンオペで飛行機に乗った経験は初めてで、事前にシミュレーションしつつも、いくつか失敗をしました・・・。
私がもっとこうすれば良かった!と思った体験や、座席選びについてお伝えします。
子連れ2人飛行機座席ワンオペの基本ポイント
子連れ2人で飛行機に乗る際、ワンオペでは座席の配置が特に大切です。
子どもが2人いる場合、それぞれの子どもが安心できるような座席を選ぶことが、快適な旅の鍵を握ります。まず、親が子どもをきちんと見守れること、そして、子ども同士が隣に座ることで安心感を得られることが重要です。
飛行機の中で泣いてしまう、座りたくないと言い出すなど、ワンオペでのフライトには多くの不安がつきもの。でも、事前に最適な座席を選ぶことで、これらの問題をある程度防ぐことができます。
- 子どもを隣に座らせ、安心感を持たせる
- 座席の選び方次第で、親の動きやすさが変わる
- 窓側・通路側どちらを選ぶかで状況が変わる
しっかりとした準備と座席選びは、ワンオペでも安心してフライトを楽しむための重要なポイントです。
今回の旅は、チケット予約がギリギリだったので、ほぼ満席状態で座席指定することになってしまいました。その結果、行きと帰りで違うパターンの座席配置を経験しました。
たまたま経験した座席配置が思ったよりも良かったので、それも踏まえてご紹介します。
子連れ2人飛行機座席ワンオペにおすすめの配置
子連れ2人でワンオペの際におすすめの座席配置は、親が子どもを左右から見守れる形にすることです。この配置により、トイレや物の出し入れなど、親が一人で動かなければならない場面でもスムーズに対応できます。
また、兄弟姉妹が隣り合って座ることで、互いに遊んだり安心したりできるのもポイントです。ただ、子供の年齢によっては兄弟喧嘩をしてしまったりと落とし穴もあるので、柔軟な対応が必要です。
座席配置の具体例
座席の配置は、子どもの性格やフライト時間に合わせて選ぶとよいでしょう。ワンオペでも子どもが安心できる環境を作ることで、親の負担を軽減できます。
今回の鹿児島への旅はJALを利用しました。行きも帰りも機種はボーイング767、普通席です。
往復とも3席並び席を予約するつもりでしたが、復路はもう空きがなく、2席+1席で座ることになりました。初めは不安でしたが、思ったよりもこの配置が良かったのです!

きっと子供の性格にもよるんだろうけど
ひとつの参考にしてもらえたら嬉しいです
往復で実際に乗った座席です。

3席並び配置(体験談あり)
親が通路側に座り、子どもを真ん中、反対の通路側にもう一人の子どもを並ばせて座る配置。
または親が真ん中に座り、子どもを左右に配置。

行きのフライトでは、私、3歳、6歳の順番で座りました。3席並びで安心〜!と思っていたのも束の間。男児二人が久々の飛行機でテンションが上がっているなか隣同士で座らせたのは失敗でした…。調子に乗ってふざけ合って、兄弟喧嘩になってしまい、それを注意する私という騒がしい親子になってしまいました。途中トイレに立つことを考えて私が通路側に座りましたが、左右が我が子なら気にせず真ん中に座るべきでした。
3席並びで座るなら、親が真ん中に座ることをおすすめします!
この配置のメリットは、すぐ隣から子どもを見守れ安心感が高いことです。子どものあれとって、これとって、と立て続けにくるリクエストにも即座に対応できます。
デメリットは窓側席には座れないので、子どもが窓の外を見たいとき、どうしようもありません。この時も6歳の息子は「外が見たい〜」と大きな声で話してしまい焦りました。
2席+1席配置 パターン①
窓側2席に親と1人の子ども、反対側1席にもう1人の子どもを配置。子どもの年齢や性格によっては、この配置が適しています。
上の子の年齢が高く、親と離れることを納得してくれる子どもなら、この配置も可能だと思います。通路を挟んでいても親が近くにいる安心感はあり、何か困ったことがあればCAさんへ助けを求めることもできるでしょう。
2席+1席配置 パターン②(体験談あり)
窓側2席に2人の子ども、反対側1席に親を配置。チャレンジングな配置ではありますが、子どもの性格によっては、この配置が適しています。
帰りのフライトでは、ほぼ満席状態で3人近くに座るためには、この配置を選ばざるを得ない状況でした。下の子はまだ3歳だし、窓側2席に私と3歳を座らせたかったのですが、6歳が窓側に座りたいという気持ちが強く、反対側1席に座るのを拒否。仕方なく窓側2席に子ども2人を座らせることに。
不安でしたが、我が子たちにはこの配置が上手くいきました!

写真は二人して「安全のしおり」を読んでいるところです。どこまで読めているのか・・・笑。絵がたくさん乗っているので興味が湧くようです。緊急事態のとき知っておいて欲しい情報なので大切なことですね。
この配置で窓側に座れた6歳長男は終始ご満悦。3歳弟も兄と同じように子どもだけで座っていることに満足気でした。行きのフライトでCAさんからジュースをもらったり、おもちゃをもらったことを覚えていた二人は、CAさんが来るのをワクワクしながらも落ち着いた様子で空の旅を楽しんでいました。
もう一つ、この配置でラッキーだったのは15列目に座れたことです。前席がクラスJなので、前は壁になっており足元が広く、前の座席にご迷惑をかけることがないので安心して座ることができました。
通路を挟んで隣に座った私でしたが、眠ることはできなくても少し目を閉じて瞑想するくらいの心の余裕がありました。
子連れ2人飛行機座席ワンオペで快適にするコツ
ワンオペで子連れ2人のフライトを快適に過ごすためには、荷物の管理や事前準備が特に重要です。機内で慌てることがないようしっかり準備していきましょう。
荷物は最小限にまとめ手元バックに整理
荷物を減らしても必要なものをきちんと揃えることで、スムーズに対応できます。荷物を最小限にまとめるコツと、持っていくべきもののリストはこのとおりです。
優先順位をつける:まずは「絶対に必要なもの」をリストアップ。事前にリストを見直して、優先順位が低いものは省く
コンパクトなアイテムを使う:薄いブランケットなど、サイズが小さい物を持っていく
使い捨てアイテムを活用:使用後は捨てられるお手拭きを持参すると便利
おむつ・おしりふき:必要な枚数+予備
おやつ・軽食:すぐに食べられる個包装のお菓子やスナック
飲み物:子ども用の小型飲み物(ペットボトルやストローマグ)
おもちゃ・遊び道具:絵本、シールブック、小型パズル、静かに遊べるもの
毛布・ブランケット:機内の冷房対策
着替え:小さい子ども用一式
ハンカチ・ウェットティッシュ:こぼしたときや鼻を拭くときに必要
これらの荷物は機内でなるべくコンパクトにまとめ、すぐに出し入れできる状態をおすすめします。緊急避難の妨げにはならないよう、エコバック一個くらいに収め、座席下に収納しましょう。
また、昔は機内ブランケットを普通席でもしょっちゅう借りていましたが、最近貸し出しが無くなったようです(ファーストクラスではあるようです・・・)。そのためブランケットは持参する必要があります。おすすめは、エイデンアネイのスワデル(おくるみ)です。薄くて荷物にならないし、しっかり冷房対策ができます。かわいい柄がたくさんあるので赤ちゃんの頃から愛用しています。
年齢に合わせた遊び道具を用意
子どもの年齢に合わせた遊び道具を準備することもポイントです。絵本やシールブック、音を出さないタブレットなど、静かに楽しめるものを用意するとよいでしょう。
今回、私は遊び道具に塗り絵を持参しましたが、すぐに飽きてしまいました。

結局、一番力を発揮したのはタブレットの動画です。機内では通信機能が使えないので、動画サービスを利用している場合は事前にダウンロードが必要です。さらに子供用のイヤホンも用意しておくと完璧でしょう。私は大人用イヤホンを使いましたが、子どもの耳のサイズに合っていないのでしっかりつけることが出来ませんでした。席が離れていると、耳から外れたときに即座に対応できなかったので、事前に子供用イヤホンを買っておけば良かったと後悔しました。
航空会社のサポートを利用する
航空会社によっては、事前に座席のリクエストができる場合もあるので、可能な限り活用しましょう。帰りのフライトでは3席並びが予約できなかった時点で航空会社へ電話で問い合わせしましたが、当日、チェックインカウンターで相談してみてほしいと案内されました。結果、希望の座席は選べなかったのですが、親身に相談に乗ってくださいます。航空会社のサービスは本当に丁寧だなぁと思います。ほかにも、子連れ客向けの優先搭乗や、手荷物サポートなどを事前に確認しておくと安心です。
持ち物チェックリストを作成する
なるべく持ち物を少なくしていても、帰りはお土産を買ったりして荷物が増えていることがあります。子どもに気をとられていると、思わぬミスをしてしまうものです。機内に忘れ物をしないためにも、携帯のメモ帳などで簡単に手荷物の数や、お土産袋の数などメモして降りる際にはチェックすることをおすすめします。
しっかりとした準備をすることで、ワンオペでも安心して子連れのフライトを楽しめますよ。
子連れ2人飛行機座席ワンオペで失敗しないためのまとめ

子連れ2人で飛行機に乗る際、ワンオペでも安心して旅を楽しむための座席選びや準備のポイントを紹介しました。
子どもたちが隣に座り、親がしっかり見守れる配置を選ぶことで、飛行機の中での不安やトラブルを減らすことができます。また、荷物の整理や事前の準備をしっかり行うことで、ワンオペでもスムーズに対応できるようになりますよ。
具体的には、3席並びや2席+1席(親)の配置が特におすすめです。フライト当日に慌てることなく過ごせるよう、持ち物を整理したり、飛行機の乗り降りやフライト中に役立つ便利グッズを準備して、快適な空の旅を過ごしましょう。
ワンオペでの子連れフライトは大変ですが、準備と工夫次第で、親も子どももストレスの少ない旅を実現できます。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!