東京のマンション暮らしで、ふと思い立って始めたベランダ家庭菜園。
子どもと一緒に種をまき、毎朝「芽が出た!」「大きくなってる!」と観察するのが習慣になりました。
植えたのは、小松菜・チンゲンサイ・ラディッシュ(はつか大根)・にんじん。
全て家庭菜園初心者でも育てやすいと評判の野菜ですが、実際に育ててみると意外な発見や失敗も…。
本記事では、家庭菜園ビギナー×共働き×子どもと一緒に育てた体験談を、写真とともに正直にレポートします。

「家庭菜園に興味はあるけどハードルが高そう」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
家庭菜園初心者でもできる?ベランダ菜園の道具と選んだ野菜
育てる場所は、わが家の南向きのベランダ(約1メートル幅)。
土がこぼれないように
プランター(深めと浅めの2種類)と鉢底石、培養土(野菜用)を
近くのホームセンターと100均でそろえました。
今回選んだ野菜は以下の4つ:
- 小松菜(発芽しやすく、収穫が早い初心者向け)
- チンゲンサイ(こちらも発芽しやすい。ただし水分不足が1番大敵)
- ラディッシュ(育てやすいけど間引きが重要)
- にんじん(子どもが好きだけど、難易度やや高め?)
いずれも初心者でも育てやすいと紹介されていた品種ですが、後から「ちゃんと育つかどうかはやり方次第だな…」と実感しました(笑)
子どもと一緒に植えてみた!種まきと観察の毎日
週末に子どもと一緒に種まき体験。
「ちっちゃいタネかわいい!」「どこに植えるの?」と興味津々。
小さな手で土をならして、そーっと種を置く様子に、なんだか癒されました。
それから毎朝、「芽出たかな?」「昨日より伸びた!」と観察。
家庭菜園は、自然と子どもの観察力や関心を育ててくれるんだなと実感。
特に発芽が早かった小松菜は反応も大きく、親子で毎日楽しく成長を追うことができました。


育てた4種類の野菜の結果レポート:成功・失敗も全部書きます!
小松菜:家庭菜園ビギナーでも大成功!
発芽も早く、グングン育ってくれたのが小松菜。
無農薬で育てたわりにかなり立派に育ってくれました!
水やりと日当たりだけ意識して、種まきから約1か月半で収穫。
子どもたちも「うちで育てたやつだ~!」と、炒め物にした小松菜をパクパク食べてくれて感動しました。
「家庭菜園で何育てたらいい?」と聞かれたら、まず小松菜は間違いない品種です!

チンゲンサイ:成長はゆっくり。でも見た目がかわいい!
チンゲンサイは、小松菜と似ている葉野菜ですが、成長スピードがやや遅めで
最初は「これ、ちゃんと育つのかな?」と少し不安でした。
でも日を追うごとにぷっくりとした根本(株)がしっかりしてきて、見た目がとてもかわいらしい!
小さめサイズで収穫しましたが、炒め物やスープに入れても味がしっかりしていて美味しかったです。
ただ、葉の根元あたりにナメクジ?と思われる害虫がついた日もあり、防虫対策や見回りはこまめにする必要があるなと感じました。
ラディッシュ:間引き失敗で育ちきれず…
「育てやすい」とよく紹介されているラディッシュ(はつか大根)。
確かに発芽までは順調だったのですが…失敗したのが“間引き”のタイミングと量。
芽がたくさん出てくるのが楽しくて、「せっかく出たのにかわいそう…」と間引きをためらってしまい、結果として根っこが大きくならず、丸くもならず、スカスカになるもの多数。
子どもも「なんか思ってたのと違う…」とポツリ(笑)
家庭菜園は、「育ちすぎないように間引く」という勇気も必要なんだと実感しました。
それでも、何個か育ってくれたので収穫の体験はできました。

にんじん:全滅でした(涙)
唯一、うまくいかなかったのがにんじん。
発芽はしたものの、その後の成長が思わしくなく、途中で葉が黄色くなって枯れてしまう株が続出。
最終的には、1本も収穫できませんでした…。
原因は、
- 土の深さが足りなかった?
- 水はけが悪かった?
- 日当たりの時間が少なかった?
など色々考えましたが、初心者にはちょっとハードルが高かったのかもしれません。
でも子どもは「またチャレンジしたい!」と言ってくれていて、親としてはちょっとホッとしました(笑)
家庭菜園で子どもと楽しめたこと・困ったこと
やってよかった!親子家庭菜園のいいところ
毎朝ベランダに行くのが日課に
朝起きたらまず「野菜見に行こう!」と子どもが誘ってくれるようになり、自然と朝のルーティンが整いました。
成長の変化があると「大きくなってる!」「葉っぱ増えた!」と喜んでくれて、私もつられて嬉しくなる日々。
「育てる」ことで、命や食べ物に興味を持つように
土に種をまいて水をあげると芽が出てくる。
この「当たり前じゃない経験」が、子どもにとってはとても新鮮。
「これ、うちで育てたやつだよね」と言いながら、小松菜やチンゲンサイをパクパク食べてくれて、“食べる”が“育てる”とつながった瞬間でした。
自然と学びになる(小さな自由研究みたい)
- 種の袋を読みながら「この野菜は○日くらいで育つんだって」
- 葉っぱの違いや成長の様子を観察して記録
など、家庭菜園=生活の中の自然な学びになっていました。夏休みの自由研究にもぴったりかも?
親子で“ちょうどいい距離感”で関われた
ゲームやテレビ以外で、親子一緒に夢中になれることって意外と少ないですが、ベランダ菜園は「一緒に見る・触れる・考える」時間が持てて、自然と会話が増えるのが良かったです。
実際はちょっと大変だったことも
間引きが難しい…「抜く勇気」が出ない!
特にラディッシュは発芽率が高く、芽がギュウギュウに。
でも「せっかく出たのに…」と子どもも私もなかなか抜けず、結果として根が育たず失敗。
可哀想に思って間引かないと、結局みんな育たない・・・この現実も子どもに伝える機会になりました。
うっかり水やりを忘れる日も…
毎朝見に行くのが習慣になったとはいえ、忙しい日の朝や、休日の外出時などは水やりを忘れてしまうことも…。
特に気温が高い日や風が強かった日には、夕方になって「しまった!」と気づき、しおれた葉を見て反省することもありました。
一度しおれてしまったチンゲンサイは、なんとか持ち直しましたが、やっぱり元気はイマイチに…。
植物も生きているんだと実感しつつ、“毎日続けることの難しさ”も感じました。
とはいえ、これもいい意味でプレッシャーになりすぎず、「できる範囲でがんばる」家庭菜園のスタンスに落ち着いています。
土や道具の管理でプチストレスも
- 土が風で飛んだ
- 水やりでベランダが泥っぽくなった
- 肥料やプランターの置き場に悩む
“マンションのベランダ”という限られた空間での栽培にはそれなりの制約もありました。
とはいえ、これらは慣れてくれば工夫でなんとかなりますし、次回は100均グッズなどを活用して快適にできそうです!
初心者家庭へのアドバイス&次に育てたい野菜

ビギナーにおすすめの野菜は断然「小松菜」!
育てやすさ・発芽率・早く育つ・食卓でも使いやすいという点で、小松菜は超おすすめ。
プランターでも十分立派に育つので、家庭菜園を続けるモチベーションにもなります!
次に挑戦したいのは…?
- ミニトマト(人気&見た目が楽しい)
- バジル(香りも育ちもよく、パスタで活躍)
- 豆苗(スーパーで買って再生できるのでコスパ良)
まとめ:失敗しても楽しい、親子で育てるベランダ菜園
今回は小松菜が大成功、ラディッシュは反省点あり、にんじんは全滅という結果でしたが、家庭菜園の魅力は「結果より過程」だと感じました。
育つ過程を見て、日々のお世話をして、収穫して…
そのすべてが、子どもにとっては貴重な「育てる」経験になったと思います。
そして、ベランダでも工夫次第でできると実感できたのも大きな収穫。
これからも季節ごとに、親子でいろんな野菜を育てていきたいと思います!