マンション住まいの我が家は、カーシェア利用歴7年です。近所に三井のカーシェアーズのステーションがどんどん増えてすぐに借りられるので、月1くらいで使っています。

車を持っていたら行動の幅も広がるんだろうな〜
ペーパードライバーからも卒業できるかも〜
なんて思いますが、平日は全く乗らないことを考えると、カーシェアのほうがお得。子供が生まれてからもずっとカーシェアを利用しています。
カーシェアでベビーシートはついてるの?
カーシェアで車を借りるとき、ベビーシートが標準でついているか気になりますよね。カーシェア会社によってはベビーシートをオプションとして提供するサービスもありますが、現在ではオプションでの貸し出しサービスもないケースが多いです。そのため、自分でベビーシートを用意する必要があります。カーシェアでベビーシートがついているか確認したい場合、事前にカーシェア会社のサイトやサポートセンターで確認しておくのがおすすめです。
- ベビーシートが標準装備の車は少ない
- 多くの場合、オプションとして提供されている
- 事前に装備状況を確認するのが安心
この記事では各シートの呼び方をこのように定義します。
ベビーシート:新生児・乳児用
チャイルドシート:幼児用
ジュニアシート:身長100cm以上の子供用(お尻の下に敷くだけのタイプ)
カーシェアでのベビーシートの設置状況
2024年11月時点の大手三社の設置状況を調べてみました。
ベビーシート チャイルドシート | ジュニアシート | |
三井のカーシェアズ | なし | 全ての車に1台標準装備 ・体重 22kg以上 ・身長 125cm以下 ・年齢 4歳~10歳ぐらい →2024年4月以降導入される車両からは順次ジュニアシートを撤去 |
オリックスカーシェア | なし | なし |
タイムズカーシェア | 一部の店舗のみ オプションとして利用可能 ・新生児~4歳頃まで使用可能なISOFIX対応 ・適応体重:2.5~18kg ・身長目安:40~105cm ・1,100円/台 | 全ての車に1台標準装備 →順次ジュニアシートを撤去。オプションでの貸し出しはない |
大手カーシェアでも、各車両にベビーシートが備え付けられていませんでした。しかも、数年前までは標準装備であったジュニアシートも順次撤去されているようです!

設置を取りやめる流れが出てきているので、自前で用意する必要がますます高くなっていますね
赤ちゃんの安全を確保するためにしっかり準備していきましょう。
カーシェアに向いているベビーシートの選び方
カーシェアに適したベビーシートを選ぶ際には、「運びやすさ」「取り付けの簡単さ」「安全性」を意識すると良いでしょう。カーシェアの車は自分の車と違い、毎回異なる車種になる可能性があるため、取り付けが簡単で安全性の高いものを選ぶと、安心して利用できます。
- 持ち運びが簡単で軽量なもの
- 簡単に取り付けができるもの
- 安全性が高いこと
これらのポイントを重視し、カーシェア利用時に負担なく使えるベビーシートを選びましょう。
運びやすさの条件
カーシェアで使いやすいベビーシートの条件として、まず「運びやすさ」が挙げられます。
自前のチャイルドシートは車に乗せたままにできないため、我が家のようなマンション住まいは、毎回自宅から持っていかなければなりません。しかも小さい子供と一緒に運ぶことになるので大荷物です。少しでも楽に運べるよう、出来るだけ軽いチャイルドシートが良いでしょう。私は重くても5kgくらいに収まるベビーシートを選びました。
ベビーシートにはシートベルトで固定するタイプと、ISOFIX対応(チャイルドシートと車を専用の金具で確実に取付けることができる固定方法)のタイプがあります。ISOFIX対応のシートはより安全性が高く、マイカーなら迷わず選びたいところですが、どうしても重量が出てくるため、カーシェアの場合は悩みどころです。
- 持ち運びが負担にならない軽量設計
- 小さめのサイズでどんな車にも対応
軽くて運びやすいベビーシートを選ぶことで、毎回の移動作業の負担が減ります。
簡単に取り付けできるベビーシートの条件
簡単に取り付けられるベビーシートは、カーシェアで利用する際にとても役立ちます。特にシートベルトで固定できるタイプは、どの車種にも対応しやすいのでおすすめです。ISOFIX対応の場合、利用するカーシェア車両が対応している必要があります。

ベビーシートの設置に慣れていない場合は、シートベルト固定タイプはおすすめ。これまでレンタカーなどたくさん借りて来ましたが、チャイルドシートの設置の仕方がわからない!ベルトの調整方法がわからない!という状況で出発時間が遅れたことが何回もありました。簡単に取り付けできればこのような問題も起きません。
- シートベルト固定タイプは取り付け取り外しが簡単
- ISOFIX対応シートの場合、車両の対応確認を
- 車内スペースを取りすぎない設計
使い勝手と取り付けやすさを兼ね備えたベビーシートを選ぶと、カーシェアのたびにスムーズな設置が可能になります。
カーシェアに適した安全なシートの条件
カーシェアで赤ちゃんが安全に移動できるよう、安全性の高いベビーシートを選ぶことも重要です。衝突試験をクリアした製品として、R44とR129と呼ばれる安全基準があります。どちらもヨーロッパの安全基準を満たしたものです。R44は2023年8月末まで販売されていたチャイルドシートに用いられていた基準です。2023年9月以降はR129のみへと変わり、より厳しい試験をクリアした製品のみ販売されるようになりました。
- 衝突試験をクリアした製品が安心
- 安全基準のマークがあるか確認
- 評判の高いメーカーやブランドのシート
安全性が確認されたベビーシートであれば、安心してカーシェアの移動に利用できます。安全基準を満たしていることを確認して選びましょう。
カーシェアにおすすめのベビーシート6つのポイント
さらにここからは、カーシェア利用におすすめのベビーシートを選ぶために、6つのポイントをご紹介します。
軽くて持ち運びが簡単なベビーシート
カーシェアではベビーシートの持ち運びが多くなるため、軽量で持ち運びしやすいシートが便利です。簡単に持ち運べることで、設置や取り外しが頻繁にあっても負担が少なく、スムーズに使うことができます。目安として3〜5キロ程度の軽さのものを選ぶと、女性でも安心して持ち運びや設置ができるでしょう。
コンパクトで場所を取らないシート
カーシェアで利用する車両は、毎回異なる可能性があるため、コンパクトでどの車にもフィットするベビーシートが適しています。シートがコンパクトであれば、狭めの車でも赤ちゃんと快適に過ごすことができ、他の家族が一緒に乗る際にも圧迫感を感じにくいのがメリットです。折りたたみ式のものを選ぶと、さらに使わないときの収納にも便利です。
カーシェア車両にぴったりのシート
カーシェアは車種が異なるため、どの車でも対応できるシートがあると便利です。シートベルト固定タイプであれば、さまざまな車種に簡単に装着できるため、特定の取り付け方法に依存せず使用できます。装着方法がシンプルなものを選べば、装着にかかる時間も短縮でき、より快適に移動が可能です。
長く使えるベビーシート
ベビーシートは、成長に合わせて調整できるタイプを選ぶと、長期間使うことができます。幼児から小学生まで使用できるタイプや、体重に合わせてベルトや角度が変えられるものなら、1台で何年も利用が可能です。長く使えるベビーシートを選べば、買い替えの手間も減らせて経済的です。
高評価の安全性を持つシート
安全性の高いベビーシートは、安心してカーシェアで利用できるため非常に重要です。衝突テストで優れた評価を受けているモデルや、シートベルト固定でしっかりとした安定感があるタイプを選びましょう。また、国内外の安全基準をクリアした製品であれば、事故時の衝撃から子どもを守る機能も充実しています。
シートカバーが洗えるシート
ベビーシートは汚れがちなため、カバーが取り外して洗えるタイプは衛生面でも安心です。子どもはおやつやジュースをこぼすことが多いので、取り外しやすいカバー付きのものを選ぶと、いつも清潔に使えます。洗濯機で洗えるタイプなら、手間もかからず便利です。
実際の自前チャイルドシート体験談
1歳までベビーシート持参。4歳までは背もたれ付きのチャイルドシート持参
マイカーはないけど、少し遠くにおでかけしたい、そんなときカーシェアはとても便利。
エールべべ チャイルドシート (1歳から利用可能)
我が家が初めてチャイルドシートを購入したのは長男が2歳のときです。そのとき買ったのは、エールベベのチャイルドシートです。こちらを4歳まで使用しました。

適応体重 | 9~36kg |
身長の目安 | 75~145cm |
年齢の目安 | 1~11才ごろ |
製品重量 | 5.1kg |
製品サイズ | H660×W440×D405mm(ヘッドレスト最低位置時) |
規格 | UN(ECE)R44/04 適合品 |
軽量・シートベルト固定・分解可能で収納便利。カーシェア用チャイルドシートとして重宝しました。成長に合わせて使い続けることもできるため経済的にも◎です。ただ、こちらはR44の安全基準のため2024年現在では生産終了となっています。
同じメーカーの後継品は無いようですが、他社製品から似たような特徴を持ったチャイルドシートが出ています。
ジョイー ジェム エンバー (新生児〜1歳半)
その後、下の子が生まれたタイミングで、新生児から使えるベビーシートも購入しました。選んだのはジョイーのジェムエンバーです。こちらもシートベルト固定タイプなので設置はとても簡単です。
私が購入したのは安全基準R44ですが、現在はR129適合タイプも登場しています。

適応体重 | 13kgまで |
年齢の目安 | 新生児〜1歳半ごろ |
製品重量 | 約3.8kg |
製品サイズ | 【チェアポジション】 W44×D70×H52cm 【ロッキングポジション】 W44×D71×H52cm 【キャリーポジション】 W44×D66×H56.5cm 【シート幅】 約23cm |
安全基準 | ECE R44/04 |
4歳からジュニアシートを利用
上の子が4歳半ばでようやく身長100cmを超え、ジュニアシートに座れるようになりました。当時はカーシェア車両にジュニアシートが標準装備されていたので、下の子のベビーシートだけ持参すれば良かったのですが、2024年からジュニアシートが順次撤廃されたので、上の子のジュニアシートも持参するようになりました。
ジュニアシートは小さく軽量なため、6歳になってからは子供自身に運んでもらっています。
使わなくなったベビーシートやチャイルドシートはフリマサイトに出品
下の子が2歳になってからは、ジョイーのベビーシートを卒業し、上の子が使っていたエールベベのチャイルドシートを使っています。
ベビーシートはもう使うことがないため、メルカリで新品購入価格の6割ほどで出品しました。短期間の使用で綺麗に使えば、需要があるのですぐに購入してもらえます。レンタルするよりお得だと思います。
まとめ
この記事では、カーシェアにピッタリなベビーシートの選び方とおすすめポイントを紹介しました。軽くて持ち運びやすいシートやコンパクトで車内にフィットするシート、安全性が高いものなど、使いやすさと安全を重視した選び方がポイントです。さらに、洗えるカバー付きで清潔に保てるものも便利ですよね。カーシェアをもっと快適にするため、ぜひこれらのポイントを参考に、ぴったりのベビーシートを見つけてください!