3歳児健診で強度の遠視が分かった長男は、年少から治療用眼鏡をかけています。
遠視が判明したときは本当にびっくりしましたし、精密検査の病院ではお医者さんに「遠くも近くもよく見えていない状態です」と言われました。
同じような境遇の親御さんは、きっと悲しさと信じられない気持ちでいるのではないでしょうか。
でも3歳から治療用眼鏡をかけていれば、弱視になる確率は非常に低いので安心してください。実際に強度遠視の息子は、4年間の成長でしっかりと視力が伸び弱視の心配はなくなりました。
強度の遠視なので将来的に眼鏡がいらなくなるかまでは分かりませんが・・・視力がしっかり育ってくれればそれで良し!運が良ければいつか眼鏡も外せる!と思って治療を続けています。
この記事ではこれまでの検査結果や、参考程度に子供の眼鏡生活について記録します。
検査結果記録
3歳の視力検査結果
さっそくですが、こちらは最初の精密検査の際、眼鏡処方箋に書かれた数値です。
SPH | CYL | AX | PD | |
右 | +10.00 D | -1.00 D | 165° | 51mm |
左 | +10.50 D | -0.50 D | 15° |
SPHは、いわゆる度数を表す数値です。
+10は極度遠視。
「1日も早く眼鏡をかけてください」と医師から言われ、非常に不安になったことを今でも思い出します。眼鏡の作成には10日から数週間かかる場合もあると聞き、精密検査を終えた足で眼鏡を買いにいきました。
裸眼 | 矯正 | |
両 | 0.2 | 0.5 |
右 | 0.2 | 0.3 |
左 | 0.3 | 0.3 |
裸眼 | 矯正 | |
両 | 0.7 | |
右 | 0.4 | |
左 | 0.4 |
視力はこの通り。矯正は眼鏡をかけたときの数値です。裸眼とほぼ変わらない状態で本当によく見えていないことがわかります。検査に集中できなくて実際よりも更に悪い数値となっている可能性もあります。
空白のところは、測定不能だった項目です。眼鏡を掛け始めて10ヶ月を経過した頃には、掛けているほうが見えやすいことに本人も気づいているので、眼鏡を外すことを嫌がりました。
定期検査は30分以上かかる検査もあり、我慢が難しい3歳息子にとっては、とても大変なものでした。根気強く励ましながら検査してくれた視能訓練士さんには感謝しかありません!
4歳の視力検査結果
SPH | CYL | AX | PD | |
右 | +10.00 D | -1.00 D | 165° | 52mm |
左 | +10.50 D | -0.50 D | 15° |
PD以外なにも変わっていませんね。
次は2本目の眼鏡を作成したときの数値です。5歳未満は1年おきに眼鏡購入の助成金がでますので健康保険への申請をお忘れなく。
SPH | CYL | AX | PD | |
右 | +9.50 D | -1.25 D | 170° | 53mm |
左 | +10.50 D | -0.75 D | 20° |
各項目に変化がありますが、これが良いのか悪いのかよくわからず・・・。ただ視力は着実に上がっています。
裸眼 | 矯正 | |
両 | 0.4 | 1.2 |
右 | 0.3 | 1.0 |
左 | 0.3 | 0.9 |
眼鏡を掛け始めて2年弱で矯正視力は1.2まで成長しました!
5歳の視力検査結果
裸眼 | 矯正 | |
両 | 0.5 | 1.2 |
右 | 0.4 | 1.2 |
左 | 0.3 | 0.9 |
裸眼 | 矯正 | |
両 | 1.2 | |
右 | 0.9 | |
左 | 0.9 |
検査する日のコンディションで視力結果もよくなったり悪くなったり。
6歳の視力検査結果
2年ぶり、3本目の眼鏡を作成したときの数値です。
SPH | CYL | AX | PD | |
右 | +9.50 D | -1.00 D | 170° | 54mm |
左 | +10.50 D | -0.75 D | 20° |
右のCYLは3歳のときに戻ってるけど、PD以外はやはり大きな変化なし。
裸眼 | 矯正 | |
両 | 0.5 | 1.2 |
右 | 0.4 | 1.2 |
左 | 0.3 | 1.0 |
裸眼もゆっくりではありますが、視力があがっています。
このように、3歳児健診の遠視発覚から治療用眼鏡を毎日つけたことで着実に視力がつきました。
治療用眼鏡はどこで買った?
オグラ眼鏡 こどもメガネ アンファン
子供の治療用眼鏡を扱っている店舗は、大手眼鏡屋さんでも少ないです。あったとしても小学生以上のサイズのみという場合が多く選択肢はとても少ないです。
我が家は吉祥寺コピスにある、オグラ眼鏡展開のこどもメガネ アンファンで購入しました。
アンファンでは小さい子供の顔に合わせたサイズ展開が豊富で安心して選ぶことができます。
選んだポイント
アンファンを選んだポイントは2つです。
ひとつはアフターケアが充実していること(子供は走ったり転んだりよく壊すので)
もうひとつは家から通いやすい場所であること(しょっちゅう、修理や調整に行くことになるので)
ネットでの口コミも良くて、病院からの推薦もあり購入を決めました。
治療用眼鏡は、はっきり言ってお高いです。そのぶん、高い品質と、納得のいく保証内容が付いています。
子供の眼鏡ライフ実態
眼鏡をつけ始めてすぐに視界がクリアになるわけではないはずですが、本人は眼鏡を掛けることに全く抵抗はありませんでした。3歳保育園児でも、自分にとって必要なものだと分かったのだと思います。それから毎日、寝るとき以外ずっと眼鏡を掛けています。
保育園のクラスで眼鏡をかけている子は他にいませんでしたが、眼鏡を掛け始めた長男に対しお友達もすぐ慣れて、誰も変だと言ってくることはなく、むしろかっこいいと言ってくれたお友達もいました。
3歳児健診で視力検査が導入され、早いうちに遠視に気づける社会になってきました。街中でも小さな子供が眼鏡をかけているのをしばしば見かけます。私は同じ治療をがんばっているのだな・・・とひそかに同志の気持ちで眺めたりしています。
わんぱくな長男は遊んだり喧嘩したりする中で、しょっちゅう眼鏡を歪ませてしまいます。その度にアンファンで調整してもらっています。二週間に一回くらいのペースで通っていた時期もあります。調整は購入後ずっと無料で対応してくれますので本当に感謝しかないサービスです。
眼鏡はかなり耐久性が高く、レンズを割ったことは一度もありません。4歳から6歳まで2年継続して使用した眼鏡は、左右それぞれ一回ずつフレームが折れてしまいましたが、わんぱく男児が相当酷使して、一年半後くらいの出来事でしたので、よくここまでもったなあと思う程でした。
長男は極度遠視なので、将来眼鏡を外せる日が来るのかわかりません。
でも視力が発達してくれることが一番の願いです。
今後の成長にこれからも期待したいと思います!