転職してから自信喪失
転職先に期待していたのに、働きはじめてから
「なんか違う…」「私、通用しないのかも」と不安になる。
この記事は、そんな転職後の違和感や自信喪失を経験した私が、どうやって立ち直っていったかを書いたものです。
「転職してよかった!」という記事ばかりが目立つ中で
「そうじゃない人も、少なからずいる」と伝えたくて、書いています。

私は40歳で10年振りに希望の条件・職種へ転職成功。
しかし転職して間もなく仕事がわからない!と焦りを感じました。
それでも数ヶ月経てば、役割や立ち回り方も見えて来ました。
転職して数週間…なぜか気持ちが沈んでいく
転職した直後、職場環境は悪くないはずなのに、なぜか毎日がしんどい。
職場の人は優しいし、業務も自分のスキルに合っているはずなのに。
でも、自分の中では「うまくいってない」感覚が抜けませんでした。
前の職場では、後輩を指導したり、プロジェクトのリーダーを任されたり、確かな手応えがあった。
でも、今は何をするにも「これで合ってる?」「遅くない?」と自信が持てず、小さな指摘にも過剰に反応してしまう。
帰り道に

やっぱり前の職場の方が合ってたのかな?
と何度も思いました。
期待していたはずの転職。でも、こんな違和感があった
私が転職した理由は、もっと自分らしく働きたいと思ったから。
ワークライフバランスを大事にしたかったし、今後のキャリアを考えて、あえて新しい環境に飛び込んだ。
でも、転職先の「当たり前」が、前職と全然違ったんです。
会話のテンポも、報連相の感覚も
「一人でやって当然」の文化も。
それが悪いわけじゃないけれど、「あれ?私って仕事できなかったんだっけ」と思ってしまう。
転職って、「もっと上を目指す人」や「自信のある人」がするものだと思ってた。
でも実際は、転職して初めて自分のやり方が通用しないことにぶつかる場所でもあるんだと痛感しました。
「失敗したかも…」と思ったときにやってよかった3つのこと

小さな「できたこと」をメモする
新しい職場は部署のスタッフが少ない割に、他部署からの要望は多く、とにかくタスクが溜まりました。
さらに新規の案件は調査する時間も取られ、気がつくとにToDoリストは山のよう・・・
そんな状況でも「今日できたこと」を1つ書き出すようにしました。
- 初めての担当業務で締切を守れた
- 前より少し早く作業が終わった
- 調べた結果、新しい知識が身についた
…そんな小さなことでも、「私、前に進めてる」と実感できました。
キャリアに届かない!と焦る気持ちもわかりますが
まずは小さなことから自分を褒めてあげることも重要です。
感情を言葉にする(人に話す/書き出す)
家で夫に、「自分だけ浮いてる気がする」と正直に話しました。
すると「最初はみんなそうじゃない?」と軽く返され、その何気ない一言が意外と心に残りました。
また、転職先の同僚とランチをしたとき
「最初の1〜2か月って緊張しますよね」とぽろっと言ったら
「私も前の部署ではそうでしたよ」と返ってきて、ほっとした気持ちになったこともありました。
昔からの友人にLINEで愚痴をこぼしたところ
「ママこは頑張りすぎるタイプだから、いまは少し力抜きな」と返事がきて、泣きそうになりました。
ブログや日記に気持ちを書くことも、冷静になる助けになりました。
「悩んでるのは、自分だけじゃないかも」と思えたことで、少し楽になれました。
前職と比べるのを、いったんやめる
これは正直、すぐには無理でした。
でも、「今は“新人”なんだ」と思い直すことで、少しずつ比べなくなっていきました。
また、会社によって使っているグループウェアやSaaSもさまざまで
最初は戸惑うことも多くありました。
慣れないツールを使ってミスしたり
作業効率が落ちると「本当に転職してよかったのかな」と思ってしまうことも。
ただ、有名なサービスであればYouTubeやまとめサイトで情報を調べることができるし
わからないことを一つずつ解消することで
「私、ちゃんと成長してる」と感じられる瞬間も増えていきました。

新しいプロジェクトに声をかけられたときも、思い切って参加したことが自信につながり、他部署との交流も増えました。
周りの評価やスピードじゃなく
「今の自分がどう感じているか」を大事にしようと思えたのは、大きな変化でした。
落ち込んでも大丈夫だった|転職後3か月のリアル
転職してからの3か月間は、毎日が“適応”の連続でした。
業務の進め方やツール、コミュニケーションのルールに慣れるまでに、思った以上の時間がかかりました。
これまで当たり前だったやり方が通用しない場面も多く、自分の経験が否定されたように感じて、落ち込むこともありました。
ただ、日々のやり取りや業務の中で、少しずつ周囲との信頼関係が築けるようになり、任される業務の幅も広がっていきました。
「馴染めた」と感じるまでに要した時間は、ちょうど3か月ほど。
結果を焦らず、目の前の仕事に丁寧に向き合ったことで、少しずつ自信が戻ってきた実感があります。
転職後すぐに即戦力として成果を出すのは簡単なことではありません。
だからこそ、自分なりのペースで仕事に慣れていく期間も、キャリアの大切な一部なのだと今は思えます。
おわりに|転職はスタート地点。不安になるのは当然だった
転職は、ゴールではなく新しいスタートラインです。
慣れない環境や人間関係、初めてのシステムや仕事の進め方に戸惑うのは、ごく自然なことだと今は感じています。
前職でどんなに経験があっても、職場が変われば一から積み上げる必要があります。
「思うように動けない」「評価されていない気がする」と感じる時期があっても
それは成長する過程の一部。
焦らず、自分なりのやり方で少しずつ前に進めば、ちゃんと手応えが得られる日が来ます。
自信をなくす経験も、振り返れば自分の働き方を見直すきっかけになりました。
転職に迷ったり、不安になったりしている方がこの記事にたどりついたとしたら
「時間がかかっても大丈夫、自分のペースで進めばいい」と伝えたいです。
今日もおつかれさまです。