高尾山は世界一、登山者が訪れる山です。日本のみならず世界一とは驚きますよね。最近ではインバウンドの登山客も沢山見かけます。それもそのはず、高尾山は都心からアクセスが良く、小さな子供から高齢者まで楽しめる山としてとても人気です。
高尾山は何歳から登れる?

紅葉のピーク時は「ここは山なの?」と疑うほど、人で溢れかえる高尾山ですが、ケーブルカーやリフトで山の中腹まで行けるので、小さな子供でも大人と一緒に簡単なコースに挑戦することができます。
私は今回、7歳と3歳半の息子を連れて行きました。下の子は途中、抱っこで登る覚悟でしたが、自分の力で頂上まで登り切りました。3歳以上なら思ったよりも安心してと登ることができます。
コース選びや休憩のタイミングを工夫することで、もっと小さい子供でも親と一緒に登山に挑戦できるかも。実際、ベビーカーや抱っこ紐で登っている家族連れともすれ違いました。1号路は途中に石段があるため、そこはベビーカーを担いで登る必要があります。それがきついかも・・・と思う方は、子供がある程度歩くようになる3歳以上になってからをおすすめします。
高尾山の初心者向け登山コース
高尾山には複数のコースがあり、難易度や特徴が異なります。例えば「1号路」は舗装されているため、3歳の子供でも歩きやすいコースです。
初めての子連れ登山なら迷わずケーブルカー + 一号路をおすすめします。

ケーブルカーで中腹まで行き、そこから舗装された一号路で登るのが一番楽なコースで初心者にはオススメ!

引用元:https://www.takaotozan.co.jp/course/img/course_map.pdf
一号路は薬王院まで続く歩きやすい坂道です。薬王院を抜けると、自然豊かな山路があり、登山の雰囲気を感じられます。
体力がある子どもなら、下りは「四号路」にして、さらに自然を満喫するコースを楽しめそうです。吊り橋など魅力的ですが、我が家は3歳児がもう少し成長してからチャレンジすることにしました。
子供が高尾山を登る時のタイムスケジュール
子供と高尾山に挑戦する場合、とにかく無理のない計画を立てることが大切です。3歳になると歩行が安定し、体力も少しずつついてきますが、途中疲れてぐずったり、歩きたくないと言い出すかもしれません。
我が家が実際に登った時はこんな感じです。
8:00 自宅出発
京王線で高尾山へ行く場合は「おとくなきっぷ」があります。ケーブルカーやリフトを使うなら、2割引で購入できます。当日、駅の券売機でも購入できるので便利です。
高尾山へのお出掛けには、「高尾山きっぷ」が便利です。
高尾山きっぷは、京王線・井の頭線各駅から高尾山口駅までの往復割引乗車券と、高尾山ケーブルカーまたはリフトの割引乗車券(往復または片道)がセットになったおトクなきっぷです。
9:30 京王線 高尾山口 到着

コンビニで飲み物やお菓子を調達し、トイレなど済ませます。
ケーブルカー乗り口のトイレにオムツ替え台は設置されていますが、狭いです。授乳が必要なお子さん連れは、近くに高尾599MUSEUMという洗練された施設があり、こちらに清潔な授乳室があるようです。
10:00 ケーブルカーに乗る

リフトは3歳以上からは大人と一緒に座って乗れますが、私が高所恐怖症のため、ケーブルカーには下の子とママで乗りました。上の子とパパはリフトで行き、山の中腹のケーブルカー降り場で合流。

11:00 薬王院 到着

一号路を登っていくと薬王院を通ります。薬王院は厄除け、病気平癒、開運、学業成就、安産など、さまざまなご利益があります。私はこの神社への参拝を密かに高尾山へ登る目的にしています。この時も、開運で有名な薬王院のおかげか、数日後に仕事のご縁がありました。ありがたや・・・・

こちらで御朱印を頂けます。開運の札も購入しました。薬王院にはたくさんの文化遺産や天狗の像など、みどころ満載です。
12:00 山頂到着 昼食

2時間で山頂に到着しました。ケーブルカーも使ったのに、かなり遅い方かもしれませんが、ゆっくり子供と歩き、途中、参拝しながら登るとこのくらい掛かりました。
頂上でレジャーシートを敷いての昼食タイムも混雑していましたが、場所が取れないということはありません。コンパクトキャンプストーブ(カセットこんろのコンパクト版)を持っていき、お湯を沸かしてカップラーメンと、持っていったおにぎりを食べ、子供たちもパワーチャージ。
周りを見ているとカセットコンロを持参してお鍋を囲んでいるグループもあり、山頂とは思えないほど賑わっていました。食事は持参しなくてもお蕎麦屋さんがあるので、そちらで購入して外で食べることもできます。
山頂にある高尾ビジターセンターでは高尾山の自然について展示があります。この施設にはトイレはありませんが、授乳室は用意されているようです。ビジターセンター横のトイレが展望台に一番近いトイレですが、こちらにオムツ替え台はありません。ほんの数メートル下った先にある建物に多目的トイレがあり、そちらでオムツ替えは可能ですので、山頂で困ることも少ないと思います。
14:00 下山開始
昼食を取り、展望台で景色見たりゆっくり過ごして下山スタート。
15:30 帰りのケーブルカーに乗る
帰りのリフトは40分待ちだったので、四人でケーブルカーに乗って下山しました。運良く一番前に乗れたので子供達は迫力ある景色にワクワクしていました。

16:00 麓で高尾まんじゅうを食べる
下山して、駅までの道に数軒のお団子屋さんがあります。
お茶と高尾まんじゅうのセットを食べ、ホッと一息です。
まとめ:高尾山を楽しむために
高尾山に子供と登るなら、無理のないスケジュールがカギです。朝は「ちょっと早起き」くらいの気持ちで出発し、涼しい時間に歩き始めると快適ですよ。おすすめは1号路。舗装されていて歩きやすく、小さな子供でも安心です。途中で「ちょっと休もうか」と声をかけながら、1時間ごとにひと息つくのがポイント。お昼は景色の良い場所でお弁当を広げれば、子供も大喜びです。下山後には売店や温泉に立ち寄ると、さらに良い思い出に。ゆったり計画で、親子の楽しい登山にしましょう!